2004-01-01から1年間の記事一覧

井戸水かもしれない

etc

大掃除。居間のガラス窓、外側を拭いていて、気付いたことがある。 うちの庭の、玄関の近くにある蛇口、あれは井戸水かもしれない。 他の蛇口から出る水は、それこそ身を切るように冷たいのだけれど、庭の蛇口から出る水は、楽に素手で触れる。 井戸の水って…

庄野潤三『ガンビア滞在記』

庄野潤三『ガンビア滞在記』(中公文庫)読了。 国立みちくさ書店で購入したもの。最近の庄野さんの世界につながる作品の中では、最も古いものではないだろうか。『静物』より以前の作品だ。気になっていたものだけに、見つけたときは嬉しかった。『水の都』…

よしもとよしとも『青い車』

今日は成蹊大学の公開講座をサボってしまった。映画を見たいので渋谷へ。 bunkamura前のシネ・アミューズへ。『青い車』を観る。 よしもとよしともの原作は、単行本が出た当時に読んでいた。『よい子の夏休み』『東京防衛軍』のころ、週刊漫画アクションを買…

吉祥寺ガネーシャ4

吉祥寺ガネーシャへ。 メニューは……ヨーグルトチキンカレーだった。また、ですかい。 まあ、こっちが勝手に毎週土曜日に来ているだけなので。 しかし、野菜カレー食べたかった!残念! ちなみに、原点に戻って、普通のチキンカレーを食べました。

吉祥寺ガネーシャ3

成蹊大学の公開講座へ。昼食は吉祥寺ガネーシャ。 今日の日替わりは……ヨーグルトチキンカレー。 ヨーグルトが入っている。ターメリックを入れていないのでカレーソースが白い。 これはこれでうまい。しかし、公開講座はあと1回だ。野菜カレーはどうなるのか…

庄野潤三『水の都』

国立のみちくさ書店で、庄野潤三『水の都』(河出文庫)購入。¥220。 週に一度くらい、文庫の棚をチェックしているが、今日は少し棚の様子が違う。新しい本が結構入っているらしい。期待しながら目を送っているうちに、『水の都』を見つけたので嬉しかった。

内田百輭『有頂天』 

内田百輭『有頂天』(旺文社文庫)読了。 特筆すべきは、『蜻蛉眠る』だろう。 江國滋による解説にも、「26歳で早世した長男・久吉への慟哭の記であると同時に、先妻とのすさまじい葛藤の告白でもある」「これほど烈しい調子の文章は百輭文学の中でも稀であ…

吉祥寺ガネーシャ2

成蹊大学の公開講座へ。昼食は吉祥寺ガネーシャ。 野菜カレー食べるぞ!と思いながら一直線で店に行き、席に座るなり「野菜カレー下さい!」と注文。 そしたら、「今日の日替わりはダル・マッカニという小豆のカレーです。」と言われてしまった。チキンカレ…

竹内結子 『いま、会いにゆきます』

公開講座のあと、吉祥寺で、映画『いま、会いにゆきます』を観る。 竹内結子ファン歴4年半の私である。封切り直後から行こう行こうと思っていたが、ようやく観に行けた。 竹内結子の映画出演は、最近、『黄泉がえり』、『星に願いを。』、『天国の本屋〜恋…

吉祥寺ガネーシャ

成蹊大学の公開講座に通うことにした。昼食は、吉祥寺でとることにする。吉祥寺で食事するのは久しぶり。最近、様子が変わってきたという、ハモニカ横町をぶらぶらしていると、小さなカレー屋に出くわした。ガネーシャという店。 メニューは、野菜カレーとチ…

内田百輭『凸凹道』 宮城道雄

内田百輭『凸凹道』(旺文社文庫)読了。 宮城道雄氏の随筆集に対する賛辞が収録されている。 最近、岩波文庫から出ているので、買ってみようと思う。 このところ、庄野潤三さんの著作を読み続けていたせいで、内田百輭が手薄になっていた。 少し間をおいて…

久々にオーディオ三昧

久しぶりにオーディオを楽しんだ。 去年買った真空管式アンプ(ALTEC1567と1568)の片チャンネルからノイズが出るので、普段は普通のアンプで聴いている。今日は、カートリッジをモノラル(DENON DL-102)に替えて、ノイズが出ない方のアンプでレコードを聴い…

電車男の後日談

電車男(新潮社)に読み耽っていたのは先週くらいか。 面白かった。2chは、たまに見る程度の素人だが、高揚していくスレッドの状態って、やっぱり面白い。それと、結構伏線があって(カップとか)、告白あたりの文章も読ませるし。 本の中にも後日談が書いて…

裸のラリーズ Mars Studio

京都のJoe's Garageの通販で、裸のラリーズのブートを購入。1980年、Mars Studioでの録音を収めたもの。 裸のラリーズは、まずは77年の立川でのライブを聴くべきと思うが(最近ブートも出ているし)、山口冨士夫在籍時、1980年頃の演奏も気になるところであ…

ユリイカ 藤森照信

ユリイカ11月号購入。藤森照信特集。ちょっとびっくり。ユリイカで・・・。 藤森先生は、学生の時に親しくさせて頂いた。今でも年賀状を頂くのだが、最近はそこで最新作の計画が披露される。今年は、p37にあるとおり、樹上住宅『高過庵』だった。 学生のころ…

庄野潤三『けい子ちゃんのゆかた』

新潮社『波』11月号が届いた。 庄野潤三『けい子ちゃんのゆかた』が連載されている。 やはり、庄野さんの最近の小説は、月々連載されているペースで読み進めるのが、一番楽しいような気がしてきたのだ。それで、この間、新潮社のサイトで定期購読の手続をし…

青山ブックセンター 江藤淳 村上春樹 チュングエンコーヒー 砂田知宏

六本木サテンドールに砂田知宏ビッグバンドを見に行く日。 前の用事が早く終わって、六本木についた時点で1時間くらい暇ができた。 そこでまず、青山ブックセンター六本木店に行く。取次の栗田が債権者破産を申し立てたのでいったん閉店したのだが、出版不…

庄野潤三『庭のつるばら』

庄野潤三『庭のつるばら』(新潮文庫)読了。 庄野さんが、散歩から帰って、シャワーを浴び、甚平に着替える。小沼丹の形見の帯を締めてみる。ピアノの上の小沼の写真に報告。 「ありがとう、小沼。いいよ」 いいなあ。ここは、ぐっとくるなあ。 庄野さんと…

庄野さん的な一日

7:30頃起床。最近恒例の縄跳び。高校の頃、授業で盛んに縄跳びをやらされた。最近、運動不足解消のため、20年ぶりに縄跳びをやっている。少し飛ぶだけで息が切れるのに愕然としていたが、少しずつ体力がついているようだ。 午前、娘の幼稚園の稲刈り&さつま…

神田川

研修会のあと、打ち上げ。先導の先生とタクシーに乗る。 「多少高くてもいいから、一番おいしい店に行って!」と、気前がいい。 運転手の人は、携帯で他のタクシーに訊いたりしていたが、北新地の神田川に連れて行ってくれた。TVで有名な神田川俊郎さんの店…

大阪市中央公会堂

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大阪に出張。大阪市中央公会堂で研修会。 ここは歴史的建築物と聞いていて、行くのを楽しみにしていた。 タクシーで着くと、中学生くらいの子達がまわりでスケッチをしている。 煉瓦造りの外観。東京駅みたい、と思って案内板を見ると、辰野金吾が手がけてい…

庄野潤三『ピアノの音』

庄野潤三『ピアノの音』(講談社文芸文庫)読了。 庄野氏がハーモニカを吹く。奥さんがそれに合わせて歌を歌う。 日常生活を淡々と記す中に、ハーモニカの記載も挿入される。 季節によって、徐々に歌う歌が変化していく。 他の記載も、一つ一つは、何気ない…

15年ぶりの再会

etc

娘の幼稚園の運動会。 本来、10/9であったところが、台風で順延。始まった後も、いつ降り出すやら、という感じの曇り空。 「かけっこ」は、のんびりした走りで最後尾。まあ、そういう人だから。「リズムダンス」は、娘がいる年少さんは、「てんとう虫のサン…

庄野潤三『インド綿の服』

庄野潤三『インド綿の服』(講談社文芸文庫)読了。 長女の手紙に作者が注釈を加える形で、長女一家の生活が描かれる。 長女の手紙がめっぽう面白い。なかでも、「金時のお夏」バージョンの手紙は、何度も読み返してしまった。

蓄音機 EMG 林コレクション

2日に聴いた蓄音機の音が素晴らしかったので、もう一度聴きに行った。丸善丸の内本店の4階。約20分間、4曲のミニコンサートを楽しんだ。 コンサートの中心として使われているのが、EMGというメーカーの蓄音機。これは、全く知らなかった。ホーンの材質(…

丸の内オアゾで小腹を満たす

皇居近くのパレスビルで研修会があった。今回は講師役。 軽い打ち上げを隣のパレスホテルで。途中、トイレに行ったら、フロントに「イチロー新記録、259安打」の号外が置いてあった。 打ち上げ後、近くの『丸の内オアゾ』に行ってみる。9/14オープンとのこと…

庄野潤三 『貝がらと海の音』

庄野潤三『貝がらと海の音』(新潮文庫)を読んでいる。 これは、結構、すごいかもしれない。 『夕べの雲』と同様、庄野家の日常が淡々と記されている。時代は、『夕べの雲』から30年くらい下っている。3人の子がそれぞれ結婚し、孫が生まれ、ひ孫が生まれ…

庄野潤三『文学交友録』

庄野潤三『文学交友録』(新潮文庫)読了。 国立のみちくさ書店で購入したもの。タイトルを見た時に、「これは小沼丹のことが載っているな」と思って手に取ったが、やはり載っていた。小沼が庄野について書いた随筆を先に読んでいるので、その裏付けのような…

『光車よ、まわれ!』(天沢退二郎)

書店で『光車よ、まわれ!』(天沢退二郎・著、ブッキング刊)を見かけてビックリ。即購入した。 この本は、小学生時代に読んで、それまで読んだどの本とも異なる強烈な印象を受けていた。 文章と、司修の挿絵・表紙をトータルした本全体が、妖しい魅力を放…

ヒレカツうどん

午前中川越で仕事。「手打ちうどん」と書かれたのぼりにひかれて、うどん屋に入って昼食。 メニューに「ヒレカツうどん」というのがあった。カツ丼の要領で、タマネギと一緒に玉子とじになったカツがうどんの上に乗っている、というもの。 親子丼の具がうど…