青山ブックセンター 江藤淳 村上春樹 チュングエンコーヒー 砂田知宏

六本木サテンドールに砂田知宏ビッグバンドを見に行く日。
前の用事が早く終わって、六本木についた時点で1時間くらい暇ができた。
そこでまず、青山ブックセンター六本木店に行く。取次の栗田が債権者破産を申し立てたのでいったん閉店したのだが、出版不況とはいえ取次も随分えげつないことをするなあ、と思ったものである。店内は、閉店前と変わった感じはなかった。江藤淳『成熟と喪失』(講談社文芸文庫)と村上春樹『若い読者のための短編小説案内』(文春文庫)購入。
六本木交差点を渡って、チュングエンコーヒー六本木店へ。ベトナムコーヒーの店。レギュラーコーヒー・コンデンスミルク入り・ホットを飲む。とてもおいしい。ベトナムコーヒーは、何度か飲んでいるが、こんなにおいしいと思ったのははじめて。
コーヒーを読みながら、先の2冊を読む。『成熟と喪失』には、『夕べの雲』、『若い読者の〜』には、『静物』と、どちらも庄野潤三の作品が論じられている。最近、新潮現代文学庄野潤三を読んでいて、『静物』も読んだけれど、正直言ってさっぱり分からなかった。理解するためには、何度か読み返すしかなさそうだ。
19:00頃サテンドールへ。砂田知宏ビッグバンドは2ヶ月に一回、この店でライブをしている。私は8月には行かなかったから、6月以来。今回はファンキーな曲が多かった。チュニジアの夜は大熱演だった。6月の時は、サマータイムのアレンジにビックリしたのだが、今回はやらなかった。来年の夏までおあずけか。