よしもとよしとも『青い車』

今日は成蹊大学公開講座をサボってしまった。映画を見たいので渋谷へ。
bunkamura前のシネ・アミューズへ。『青い車』を観る。
よしもとよしともの原作は、単行本が出た当時に読んでいた。『よい子の夏休み』『東京防衛軍』のころ、週刊漫画アクションを買っていた。江口寿史の『爆発ディナーショウ』が読みたかったので。もう、15年近く前の話。よしもとよしともは、知らなかったが、すぐに引き込まれて、単行本を買いそろえた。今でも書棚にある。たまに取り出して読み返すと、当時住んでいた大塚の小さな貸家の様子が思い出されてくる。そういう青臭さみたいなものがあるし、何気ない雰囲気というか、うまく言えないあの感じ、というのが表現として紙面に定着されていると思う。
映画のほうは、そういう微妙な感じが、うまく表現できていたと思う。せりふのやりとりが、そういう感じを出すようによく練られていると感じた。