裸のラリーズ Mars Studio

京都のJoe's Garageの通販で、裸のラリーズのブートを購入。1980年、Mars Studioでの録音を収めたもの。
裸のラリーズは、まずは77年の立川でのライブを聴くべきと思うが(最近ブートも出ているし)、山口冨士夫在籍時、1980年頃の演奏も気になるところである。
当時の渋谷屋根裏でのライブテープを譲ってもらってよく聴いていた。ギターがあまり歪んでいないのである。リズムも77年より軽めで、何というか、聴きやすい(ラリーズにしては、という留保は入れるべきだろうけれど)。
今回のMars Studioも、3枚組中1枚目を聴き終えた段階だが、同じ印象。やや、散漫な印象か?もっとも、ラリーズみたいな、同じパターンで長時間押していく演奏の場合、常に散漫さと紙一重というところはあるから、この辺の感じ取り方は微妙なところもあると思うが。この頃の演奏は、先に言った軽さも合わせ持っている分、この「紙一重」のところが生命線となるかもしれない。