2004-01-01から1年間の記事一覧

Player10月号 ロバート・クワイン あがた森魚 青柳拓次

Player10月号購入。 Robert Quine(ロバート・クワイン)の追悼記事が載っていて驚愕。6月5日に61歳で亡くなられたとのこと。ああ・・・。 高校の頃、Richard Hell&Voidois(リチャード・ヘル)の1st、2ndと、Lou Reed(ルー・リード)の『Live in Italy』…

ユリイカ はっぴいえんど 町田康 大里俊晴

『ユリイカ』9月号購入。はっぴいえんど特集。 松本隆×町田康の対談にビックリ。最近、町田康が、はっぴいえんどを絶賛したのだそうな。へぇ〜。その後になんと、細野晴臣×大里俊晴の対談でまたビックリ。20年前なら、はっぴいえんどにおしっこひっかけちゃ…

種村季弘氏死去

今日の朝刊に、種村季弘氏の死亡記事が掲載されていた。亡くなられたのは、8月29日とのことである。 ちょうど、旺文社文庫版の内田百輭『鶴』を読んでいて、種村さんが解説を書いているのだが、これが素晴らしい。 「何しろ他の人にはごくありきたりの日…

内田百輭『鶴』 小田原の軽便鉄道

内田百輭『鶴』(旺文社文庫)を読んでいる。 『漱石先生臨終記』に、百輭が漱石から借財するために、滞在中の湯河原の旅館を目指すくだりがある。小田原から湯河原まで、軽便鉄道に乗って行く。 「小田原から小さな軽便鉄道に乗つたところが、満員で腰をか…

Vintage Radio Collection 

昼食後、書泉ブックタワーで腹ごなし。 3階で、『Vintage Radio Collection』(矢沢豊次郎 CQ出版) (ISBN:4-7898-1481-5) を見つけ、思わず読み耽る。 1940年代から50年代のコリンズを中心にした、軍用無線・アマチュア無線用の受信機を紹介した本なの…

戸板康二『わが交遊記』

国立のみちくさ書店で、戸板康二『わが交遊記』(三月書房)購入。 文庫の棚で見つけたが、普通の文庫ではないし、戸板康二はいつかは読もうと思っていたので、買ってみようか、と思いながら奥付のあたりをみたら、値段が書いていない。 あれ、ひょっとして…

川崎長太郎『抹香町・路傍』

川崎長太郎『抹香町・路傍』(講談社文芸文庫)を読み始めた。 デビュー作の『無題』から、すでに文章のすわりがよいのに驚いた。 色々小説を読んでいても、やっぱり私小説を読んでしまう。 今の時代、自分も含めてこうやってブログとか書いている人の中には…

アテネオリンピック 女子柔道 谷本歩美

etc

アテネオリンピック女子柔道63キロ級をテレビ観戦。 谷本歩美が圧倒的強さで優勝。オール1本勝ち、全試合を通じて相手に全くポイントを与えず、秒殺の連続。度肝を抜かれた。 特に驚いたのは、準々決勝、相手の技を自分の脚を上げながらしのいで、その脚を…

新潮名作選百年の文学 安部公房『闖入者』

近所の古本店で購入した、新潮名作選百年の文学を読んでいる。平成8年7月、新潮社100年記念の臨時増刊、というものだ。 新潮に掲載された小説が35編、その他、評論、コラム、対談など、内容は多岐にわたっていて、ランダムにあれこれ読んでいると面白い。 …

CV創刊準備号

『CV』創刊準備号(太田出版)購入&読了。 昨日読んだ菊地成孔の著作に、『菊地成孔の選ぶ100冊』が出ていて、初出の『CV』、立ち読みしたけど結局買わなかったのを思い出したのだ。で、購入。 赤田祐一『WETについてボクの知っている2、3の事柄』を興味…

菊地成孔『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール』

菊地成孔『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール』(小学館)読了。 1995年頃から2000年頃まで、『QUICK JAPAN』が発売されるとすぐに購入して、ひたすら読み耽るという習慣があった。菊地さんの著作は、1冊目の『スペインの宇宙食』にしても、今回のにし…

庄野潤三『夕べの雲』

庄野潤三『夕べの雲』(講談社文芸文庫)読了。 7月25日付朝日新聞書評欄の『自作再訪』に、『夕べの雲』が載っていた。 それまでにも、小沼丹の友人ということで、新潮日本文学全集の端本を買い、『プールサイド小景』を読んでいた。 そのときは、少し、…

下北沢つきまさ

昨日の話。 下北沢には車で向かった。渋滞を考慮して早めに出たら、渋滞には遭遇せず、よって予定の45分前に到着。荷物も多いので、レコード店というよりも喫茶店に入りたい。そこで、ロフト近くの日本茶販売&喫茶の店『つきまさ』に入る。冷たい煎茶。お茶…

ライブやりました

下北沢ロフトでライブ。ボーカルは他にいるけど、今回は私も2曲ボーカルをとった。うーん、今回は自分としては今ひとつかな〜。テンションは曲によってかなり高かったけど、お客さんにとっては、どうして???という感じになってしまうのだ。まあ、お客さ…

ニッカ余市シングル・カスク・モルト10年

『うすけぼー』日比谷店で暑気払い。 皆さんビールとワインばかりだが、ここでウイスキーを飲まないのはもったいない話。 というわけで、『ニッカ余市シングル・カスク・モルト10年』を飲んでみる。余市のシングルモルトを飲むのは初めてだから、私も偉そ…

自分の名前を下から言えるか

etc

職場の派遣の人が出産を控えて退職するということで、後任の人も加えた歓送迎会のランチをした。飯野ビル近くのイタリア料理店。ナイフ・フォークを使って昼食なんて久しぶり、なんて言いながら食べている最中に、ふと思いついて、退職する人と後任の人に「…

小出楢重随筆集 内田百輭『新稿御馳走帖』

そこから歩いて10分少しの古本屋(店名を見ていなかった)で、『小出楢重随筆集』(芳賀徹選、岩波文庫、\400)、内田百輭『新稿御馳走帖』(三笠書房、\1,600)購入。 小出楢重の随筆は、河盛好蔵『回想の本棚』(中公文庫)で薦められていたもの。なるほ…

讃岐うどん 森製麺所

義父の三回忌で観音寺へ。飛行機で高松に入る。空港からバスで市内へ。高松高校近くの森製麺所で昼食。 最近、事務所の近くに『はなまるうどん』ができて、讃岐うどんを気軽に食べられるようになった。森製麺所は、一昨年から毎年訪れているところ。『はなま…

三谷幸喜『きまずい二人』

三谷幸喜『きまずい二人』(角川文庫)読了。 夏のキャンペーンみたいなのでセレクトされている中の一冊。 脚本家の三谷氏と、13人の女優を中心とした様々な女性との対談集。 ふつうの対談集と違うところは、一瞬言葉に詰まる三谷とか、突然、会話が途切れ…

エアコンの空気洗浄機能

etc

このところの暑さに耐えかねた妻の先導で、府中のコジマ電気にエアコンを買いに行く。娘も一緒。最近はやりの機能は、プラズマ除菌だの酸素冷房だの、要は空気洗浄機能だというが、換気をしろといいたい。俺らは水槽の金魚か。近年の、窓が小さい高気密住宅…

東京ディズニーランドと災害

etc

知り合いと食事中に、東京ディズニーランドの話になる。あそこは埋め立て地だから、地震で橋が一本落ちたら、電気、ガス、水道の供給はストップ、港湾設備もないので(葛西臨海公園にはある)、物資の供給もストップ、とのこと。漂流教室ですな。付近のホテ…

文学2004 車谷長吉

『文学2004』(講談社)を読み始める。文芸誌に前年発表された短編を集めたもの。去年は、藤野千夜『愛の手紙』にはまった。事務所に向かう電車の中で、車谷長吉『古墳の話』を読んだが、やっぱりすごいね。私小説って、大仁田厚のプロレスみたいな所があっ…

井伏鱒二『かきつばた・無心状』

国立のみちくさ書店で、井伏鱒二『かきつばた・無心状』(新潮文庫)購入。¥200。 小沼丹が解説を書いているので、先回りして読んでしまう。本書所収の『おんなごころ』が、太宰治について書いていることから、小沼丹が、太宰の井伏鱒二に宛てた書簡を頂…

の・ようなもの

古本カモイの通販で『シナリオ家族ゲーム 付シナリオの・ようなもの』(本間洋平/原作 森田芳光/脚本、角川文庫)購入。\800。 『の・ようなもの』終盤の、志ん魚が、深夜〜早朝の堀切から浅草までを歩いていくシーンが印象に残っていて、シナリオを読んで…

CoCo壱番屋

仕事が片づかなくて、事務所に泊まることになった。 遅い夕食を摂りに、CoCo壱番屋JR秋葉原駅昭和通り口店に行く。こういうときは、24時間営業のこの店でカレーを食べることも多い。 いつものを頼もうとして、店員君に「ほうれん草とニンニク」と言うと、…

モンキーターン

コンビニで『週刊少年サンデー』連載の『モンキーターン』(河合克敏)を立ち読み。 先週、青島が波多野に告ってしまい、波多野も「俺も好きだ!」とかいってどーするよ!という、いよいよ来ましたか的な展開でしたが、今週は熱く燃え上がるかと思いきや、蒲…

変な気合いのラーメン屋

新宿末広亭近くのラーメン屋で昼食をとった。 味はまあまあだったが、カウンター越しに店員達が変な気合いを入れているのには閉口した。 「とんこつ4丁へぁりやぁ!」「ありゃぁ!」「うりゃぁ!」とか言っている。 こうして文字に書いてみるのが、私は恥ず…

砂田知宏ビッグバンド

六本木サテンドールで砂田知宏ビッグバンドを聴く。 ビッグバンドといっても、ラテンをベースにした、ポピュラーな曲を中心にしたもの。間口の広さが魅力の一つである。 トランペット4、トロンボーン4、サックス5、ピアノ、ベース、ドラムス、パーカッシ…

小沼丹全集

朝日新聞の書評に小沼丹全集(未知谷)が出た。 うーん、やっぱり、欲しくなってしまうなあ。 小沼丹は、講談社文芸文庫の4冊を読んだ。『埴輪の馬』は、品切れだけれども、国立の増田書店に残っていたのを入手できた。やはり、『懐中時計』冒頭の『黒と白…

リー・ペリー Complete UK Upsetter Singles Collection

ここのところ、またしてもオーディオの左チャンネルからノイズが出て、妻も私も戦々恐々、右チャンネルのみでレコードを聴いていた。 多分、「これからは単線でしょ!」とか言って、秋葉原で適当に単線のケーブルを買い、スピーカーケーブルとして使っている…