新潮名作選百年の文学 安部公房『闖入者』

近所の古本店で購入した、新潮名作選百年の文学を読んでいる。平成8年7月、新潮社100年記念の臨時増刊、というものだ。
新潮に掲載された小説が35編、その他、評論、コラム、対談など、内容は多岐にわたっていて、ランダムにあれこれ読んでいると面白い。
今朝は、出勤の電車の中で、安部公房『闖入者』を読んだ。アパートの自室の中に、老婆から赤ん坊まで9人の大家族が上がり込み、全てを多数決と暴力で決定強要していく、というもの。