自分の名前を下から言えるか

職場の派遣の人が出産を控えて退職するということで、後任の人も加えた歓送迎会のランチをした。飯野ビル近くのイタリア料理店。ナイフ・フォークを使って昼食なんて久しぶり、なんて言いながら食べている最中に、ふと思いついて、退職する人と後任の人に「自分の名前を下から言える?」と訊いてみた。この間読んだ、三谷幸喜『気まずい二人』で出てくる話題なのだが、答えは、退職する人は言える、後任の人は言えない、だった。
私にしてみれば、「何で言えないの?」という感覚だが、言えない人にしてみると、そんなことは考えたこともなかった、とのこと。他の人にも訊いてみると、どうも1970年頃を境にして、それ以前に生まれた人は言える、それ以降の人は言えない、という傾向があるみたい。
私が子供の頃は、自分の名前を下から言う遊びって、かなりポピュラーだったのだが。どうしてなくなっちゃったんだろう。