丸の内オアゾで小腹を満たす

皇居近くのパレスビルで研修会があった。今回は講師役。
軽い打ち上げを隣のパレスホテルで。途中、トイレに行ったら、フロントに「イチロー新記録、259安打」の号外が置いてあった。
打ち上げ後、近くの『丸の内オアゾ』に行ってみる。9/14オープンとのこと。
まず丸善へ。さすがに在庫が多そう。最近の傾向により、庄野潤三『庭のつるばら』(新潮文庫)、『ピアノの音』『インド綿の服』(講談社文芸文庫)を購入。
ちょうど4階で、蓄音機のコンサートをやっている、というので行ってみる。着いた時には終わる直前で、2〜3分しか聴けなかった。でも凄い音だということはよくわかった。スピーカーから出る音とは全然違う、部屋中に響きわたる音。単に音が出るというのではなく、音が響く、というように聞こえてくる。楽器と同じように鳴っている。
コンサートの後、店内を回っているうちに、酔いが覚めてきて、それと同時に小腹がすいてきた。
何かちょっと食べようかな、と思いながら、1階まで下りて、さらに地下へ。中華がゆの店がおいしそう、と思ったが、あいにく行列。やめにする。どこで何食べようか、と思いながら、地下をうろうろする。
この、小腹がすいてきた時に何を食べるか、というのは、簡単な問題ではない。腹がひどく空いている時には、とにかく何か食べてしまおうということで、適当に入ってしまうことも多い。これに対して、小腹がすいている状態の時は、すぐに何か食べないと我慢できない、ということではない。よって安易な妥協はせず、じっくり選んでしまうことになる。
結局、タピオカ入りジャスミンミルクティー、というのを飲んでみる。ちょっと薬臭い味。大きいタピオカの粒がおいしかった。
地下に入る前、1階のロビーに、ピカソの『ゲルニカ』の原寸大複製があるのに出くわす。99年、ヨーロッパ旅行の途中でマドリッドに立ち寄り、ゲルニカを見た時、しばらくその場に立ちつくして動けなくなる、という経験をした。複製とはいえ『ゲルニカ』が展示されているのは素晴らしい。