赤瀬川原平・大平健『文学校』

内田百輭『無弦琴』(旺文社文庫)読了。赤瀬川原平・大平健『文学校』(岩波書店)を読み始める。
精神科医の大平氏が、赤瀬川さんと対談して、その文章の秘密に迫る、というもの。
赤瀬川さんの文章がどういう発想などから生み出されるか、ということに関しては、以前『超私小説の冒険』(岩波書店)のいうのが出ていて、非常に面白く読んだのだが、この『文学校』もなかなか面白い。
それにしても、赤瀬川さんから「文章は努力である。」なんてフレーズが出てくると、えええっ、と思ってしまう。あの、ひょうひょうとした文章も、そのベースには努力の積み重ねがあるのだねえ。
私自身も、ちょうど、文章修行をしよう!と思い立って自分なりに取り組んでいるところなので、何だか励まされるフレーズでした。