アルテック1568

もうずっと前から、パワーアンプアルテック1568)のノイズに悩まされていた。
スイッチを入れてしばらくは異常がないのだが、ふとした拍子に「ビシッ」という感じのノイズが起きる。
それがなんとも恐ろしい音なので、あわててスイッチを切る。
せっかく買ったアンプだが、あまり活用できないでいた。
この間、狭山のエイフルに持っていって見てもらったが、特に異常はないとのことだった。
うーん……。しばし考えて、思いついたのは、振動が原因ではないかということだ。
このアンプは業務用なので、ラックにねじ止めするスタイルである。近所の鉄工所に頼んで、ごついラックを作ってもらった。アンプも、プレーヤー(ガラード301ハンマートーンBBC仕様)も、そこに納めている。それで、床の振動がラックを通じてアンプに届きやすいのではないか。そう考えた。
そこで、使わなくなった玄関マット(以前、ネパールで買ったもの)をラックの下に敷いてみた。
どうだろうか……。おそるおそる1568のスイッチを入れて聴き始めた。
10分経っても、20分経っても、1時間経っても、ノイズは起こらない。近くを子供がどしどし歩いても大丈夫だった。私の推測は当たったようだ。
そんなわけで、久しぶりに1568の音を堪能した。
今、エイフルにガラードをメンテナンスに出している。それが戻ってきたら、ハービーハンコックを聴こう。
今から楽しみだ。
[追記]
ところがこの後、もう一度アンプのスイッチを入れたら、「バシッ!」というノイズが出てしまったのです……。
エイフルに電話してみたら、電解コンデンサーが劣化しているのでは、とのこと。
プレーヤーを引き取りに行くときに、修理してもらうことになりました。
これですっきり直ってほしいが……。