庄野潤三『鳥の水浴び』

庄野潤三『鳥の水浴び』(講談社)読了。
これで、庄野さんの「晩年」シリーズで刊行済みのものを全部読み切った。
『せきれい』が品切れだったのだが、1月に文春文庫から出たので、今は、全て入手可能である。
4月に『けいこちゃんのゆかた』が出版されるのが楽しみだ。
『群像』で連載中の『星に願いを』も、毎月読み進めていきたい。
『鳥の水浴び』では、日本経済新聞に庄野さんの『私の履歴書』が連載され、周囲に大反響をよぶところが面白い。
私の履歴書』は、『野菜賛歌』(講談社)に収録されている。ところが、『野菜賛歌』は、もう品切れである。
『野菜賛歌』のような随筆集は、文庫化を期待するのは難しいだろうか?ネットとか、古本屋で入手するのがよいかもしれない。