横浜美術館『マルセル・デュシャンと20世紀美術』展

盛り込みすぎ、欲張りすぎの感あり。
マルセル・デュシャンの代表作を、彼に影響を受けた他の作家の作品と並列的に展示している。
そのため、展示作品数が多くなりすぎて、例えばレディ・メイド作品などは通路のようなスペースに押し込められるようにして展示されている。
これでは、レディ・メイドが、作品から本来の単なる工業製品に逆戻りしてしまいかねない。
作品のインパクトを味わうには、展示にも充分なスペースが必要だ。
最後の売店で、『大ガラス』のレプリカを購入。¥3,500。本展覧会限定品とのこと。これはうれしい。